膀胱炎撃退ガイド

間質性膀胱炎

いくつかある膀胱炎の種類の中で、この膀胱炎は別格とされています。慢性膀胱炎の一種なのですが、間質という、上皮と筋肉の間の部分が慢性的に炎症を起こす膀胱炎です。女性に多く見られ、症状が重く、大変辛い膀胱炎です。

検査で異常がない場合

頻尿、排尿時の痛みなど、膀胱炎の症状があるにもかかわらず、尿の検査を行っても、細菌が確認されず、異常なしとされる場合があります。この場合、間質性膀胱炎を疑ってみるべきです。間質性膀胱炎のことがまだきちんと解明されていないため、ちゃんと診断できる医師がいない場合があります。膀胱炎検査で異常なしと言われたにもかかわらず、それでも膀胱炎の症状がある場合、間質性膀胱炎を疑って、診断できる専門医を探しましょう。この場合、産婦人科ではなく、泌尿器科の方がいいでしょう。

間質性膀胱炎の原因

間質性膀胱炎の原因は、現在はまだ分かっていません。アメリカなどでも多くの研究がされていますが、まだ原因不明とされているのです。考えられていることは、間質性膀胱炎の原因は一つではないということです。機械的な刺激や、アレルギー、免疫学的方面、環境、神経血管性などが関係していると考えられています。研究されている内容の中の一つに、肥満細胞が挙げられます。アレルギー疾患を引き起こす肥満細胞が、間質性膀胱炎の患者の膀胱の粘膜から、多く発見されているからです。こうしたことから、間質性膀胱炎の原因は、アレルギー反応説が有力となっています。そのため、間質性膀胱炎の治療には、抗アレルギー剤が使われています。

間質性膀胱炎の症状

間質性膀胱炎は、人によって様々な症状が出ます。特に多いのが頻尿と、トイレに行きたくなると我慢ができない感じになる、尿意切迫感です。次いでズキズキと痛む疼痛で、膀胱に尿がたまった状態のときに痛みます。痛む場所も人それぞれで、膀胱、下腹部、骨盤周辺。大腿部、膣、外陰部と多岐に渡ります。痛みも強弱があったり、良くなったり、再発したりします。間質性膀胱炎は、膀胱の筋肉が萎縮してしまうために、膀胱がふくらまずに、通常の半分以下の量しか尿を溜めることができません。炎症を起こしているため、尿がたまると痛みを生じるのです。

急性膀胱炎と誤診されやすい

痛みなども比較的強く、急性膀胱炎と間違われやすいのですが、細菌性ではないので、もちろん抗生物質は効きません。尿検査をしても細菌が原因ではないので、精神的なものが原因とされる場合もあり、間質性膀胱炎と診断されるまで、長くかかってしまう人もいます。間質性膀胱炎の診断は、膀胱鏡検査を行わなければならないでしょう。その他にも、水圧拡張検査と言って、麻酔のあとに生理食塩水で膀胱を拡張し、粘膜の断裂や出血などを検査します。ウロダイナミック検査と言って、膀胱の中にためられる尿の量や痛みについて調べます。この他にも、膀胱生検、カリウム感受性検査、アレルギー検査などがあります。

間質性膀胱炎の注意

間質性膀胱炎の場合、刺激の多い刺激物、アルコール、コーヒー、紅茶、たばこ等を摂ったり、尿が賛成になると症状が悪化すると言われています。生理のときや、性交時でも症状が悪化すると言われています。間質性膀胱炎は、すぐによくなるものではなく、長期戦になることを覚悟しましょう。普通、膀胱炎は水分をたくさん摂り、尿意を我慢しないというのが大前提でしたが、間質性膀胱炎の場合は全く逆になります。膀胱の中に、あまり尿がたまっていない状態で頻繁にトイレに行くと、膀胱が萎縮して尿を溜めておけなくなってしまいます。できるだけ尿意を我慢して、膀胱の力を維持するようにしなければいけません。